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日米マスメディア広告の試練
2009年3月期、国内放送事業者(地上波TV・ラジオ局計195社)の内107社が純損赤字計上、業界全体で金額にして212億円の赤字という総務省発表。
赤字≒広告収入の減少であり、改めて企業の広告出稿の、厳しい見直し傾向が明らかである。
大手広告代理店から聞こえてくる、10月の番組改編スポンサーセールス情報も非常に厳しいものがある。
経済不況の震源地アメリカも、言うに及ばずその深刻さは相当なものである。
今年上半期の統計速報で、広告費全体では前年同期比マイナス15.4% 金額にして100億ドル超、1兆円に近いほどの退潮である。
(資料参照:Ad Innovator 09.0909)
(資料参照:nielsen 09.0908)
媒体別の減少率では新聞(特に別刷、折込)を筆頭に、旧来マスメディアが軒並み大きくダウン。
業種別では、最大の広告出稿セクターである自動車が大不況のため、メーカー、販売店共に大きく金額を落としている。
市場縮小の潮流にあって、媒体ではケーブルTV、業種ではファストフードや通販商品が額を伸ばしている。またいわゆるスマートフォンをはじめ携帯電話関連も伸長を見せたようだ。
見るところ、日本の状況を先取りしている指標のようであり、メディア業界、広告業界は大きな転換期に直面していることを否応無く示している。
(けいすけ)
食欲の秋。新米の季節に。
外食の手控え、内食回帰に呼応するかのように、電気炊飯器の販売活性化という因果が見られると言う。
いずれも炊き上がりの質感にこだわりを施した高級炊飯器ラインが売れ筋の様子。
価格.comレポート(2009.09.02)に面白い解説。
確かに外食費の軽減もあるが、その分、家庭ではおいしいご飯を食べたいと言う「プチ贅沢志向」にトレードオフされているようで、3万円超、5万円超の高級ラインも人気のようだ。
ちょっと気持ちの温かくなるニュースだ。
こんな私も、すっかり内食比率が高まっており、電気ではなく今は土鍋(ガス炊き)で、微妙なこげ加減など楽しんでおりまして・・・
色々あります。
(けいすけ)
業務提携とパートナリングの秋商戦
9月の声を聞いて、小売の現場も冬物への棚代えが進んでいる。
コモディティーにも秋冬の新製品が続々登場。各社、消費の掘り起こしに知恵を絞っている。
先ごろ業務・資本提携を発表したサッポロビール(ホールディング)とポッカ。
すでにそのポッカには明治製菓(ホールディング)が出資関係にあるわけで、食品・飲料業界再編のひとつの大きなウィングと見られている。
その明治製菓とポッカによるコラボレーションの新商品が、ココプレッソ。
明治製菓のココア製品事業とポッカのコーヒー製品事業が、ひとつの「パートナリング」を展開。
さらに外食チェーン「カフェ・ド・クリエ」のメニュー開発ともコラボレーション。
それぞれの現有製品事業領域での相乗り新商品開発ゆえ、マーケティングアライアンスとしての「パートナリング」ととらえるのかどうかはやや微妙なるも、ひとつのトレンドに対応したトライアル事業である。
秋の気配を感じながら、いや、台風情報でも気にしながら1本試してみるかな。
(けいすけ)
モバイルIT化進むプロ野球界
この記事に注目。
親会社を考えれば当然・・・??いや、聞こえてはいたけれど、iPhone 3Gをここまで使っているとは!
鼻差の2位(1ゲーム差)という好位置で前半戦を終了した福岡ソフトバンクホークス。
好成績を支えるモバイルテクノロジー。
相手投手の特徴から、自身のフォームチェックまで、データで動画で万全のチェック。
まあ、試合後即日データ更新に取り掛かるらしいスタッフの労力も想像すると何とも大変そう。
ともかく、前半戦唯一人全試合出場の小久保に見るこのITリテラシー。
ちょっとした驚き。
球界史上初、IT系主将。
ヤフードームのロッカー裏で、無線LANから相手投手や自分のフォーム確認していると。
さらに、「3G回線速度の現状では、場所によってあるいは移動中の使用はまだ厳しい」なんて、ユーザーコメントもさらり。
何やらソフトバンクホークスは、ヤフードームの使用料に年間48億円の20年固定なんていうとんでもない金額を(多分外国の大家さんに)払わされているとの話も。
これでは、川﨑や馬原が何人いてもなかなか赤字の解消には厳しいものがあるだろう。
ならば、せめて球場内、周辺から百道浜一帯くらいは、ショーケースになるくらい完璧な高速通信環境を、「大家マネー」で敷いてあげても良いのでは?
店子への賃料一部還元ってことで。どうでしょうか。
さて再び小久保のコメント。
「最近は2泊3日の遠征ならPC持って行かずにiPhone 3GでOK. 遠征先ではiPhoneアプリの『食べログ』でレストラン探している。空港などでの買い物におサイフケータイ機能が無いのは残念」
(本当に!!!?)
こんなの、まさにiPhoneデイリーユーザーの真実そのものでしょう。
どうやら、野球だけうまくてもモバイル音痴ってのはホークスでは肩身が狭い!?
ともあれ、今年こそ優勝してください!
(けいすけ)
これもユニバーサルデザインという思想
先日のエントリー。
やや言葉足らずというか、言い間違い、解釈ミス。
静粛性を追求したら安全性の不安に行き当たったのではなく、エコ・環境性能を追求したらそこに安全性の不安が発見されたということ。
この問題、予想を超えて関心が高い。
ウェブ上では口コミのやり取りも盛んな様子。
引き続き注目していきたい。
(けいすけ)
エコ化と高齢化への不可分な対応
先日、自動車整備工場を営むベテランクラフトマンに聞いた話。
トヨタプリウスに乗ってロングドライブを終えた後の感想。
「もちろん車に何を求めるかによるでしょうが、長距離を移動しても疲れない。
あの車で疲れないというのは何よりの驚き。
不安なのは、低速で街中を走行している時に、あまりに静か過ぎて歩行者が気づかないこと。それはしばしば実感した」。
なるほどねと聞いていた話でしたが、本日朝日新聞朝刊1面にまさにその記事。
ハイブリッド車の盲点というか、技術革新上の思わぬバグというか。
特に、高齢者や障害者にとっての危険性回避のためには看過できないポイントとなるので、何らか「音を出して知らせる」仕組みを施すようにするとのこと。
いささか皮肉なもので、静粛性を追求したら安全性への不安が発生。
社会環境変化と技術変化、相互発展のためにはパッシブセーフティ(受動的安全)とアクティブセーフティ(能動的安全)の両面の配慮と検討が不可欠。
似て非なる問題かもしれないが、都会における(東京に住んでいての実感)自転車と歩行者の安全確保も重要な整備課題になるのは必至では。
エコと高齢化は同時対応が必要な合わせ鏡であるようだ。
まあ、クラクションとチリンチリンが跋扈する世の中は勘弁して欲しい。
解決の出口が違いますね。
(けいすけ)
ボーナス厳し、選挙は近し?
価格.comリサーチによると、この夏のボーナス支給額は平均53.6万円。
もちろん、アンケート回答者の属性を考慮すれば勤労所得者全体を反映したものではなく、また実際には相当にレンジの広いものであろうことも疑いない。
とは言うものの、ある程度の実感とか実態を表しているものではあるだろう。
その支給額のうち、受け取った人が自由裁量消費可能な金額はおよそ10万円前後。およそ2割。
残り8割は、税金・ローン返済・生活費補填などに回される。
10万円でも、自由に使えるお金があるだけ羨ましいという声もありそうだが、まあひとつの典型であり色々と想像を巡らせるに難くないスケールかと思う。
問題なのは、同じ調査の前年度結果と比較して平均で4.8万円、約8%減少していること。
当然のこととは言え、これはなかなかに厳しい。
ローン返済を筆頭に上述の8割支出分は固定的にかかってくる費用なので、自ずと自由裁量消費分が目減りしてくる。
昨年と比較して、自由に使えるお金が減ったとの回答が半数を越え、やや減ったと合わせると実に90%以上の人が減少を実感しているようである。
ボーナスの最大の使途は貯金。
ズバリ、将来不安ゆえ。
右手にローン返済、左手に将来不安への備えという状況下では個人消費の拡大も容易ではない。
許容される範囲でフォーカスを絞った買い物は、どうやら「液晶テレビ」
一点買いか。
エコポイントも一定の効果を果たして、10万円くらいで32型くらいの液晶TVでも行ってみようかというところだろうか。
ちなみに、国会議員の平均所得は2482万円とのこと。
果たして、これがもらい過ぎなのか妥当なところかはたまた安すぎるほどなのか?
なんとも判断しようがないが、53.6万円という感覚、リアリティをわかる人はどれくらいいるものなのだろうか。
これまた想像もつかない。
2009年、いずれにしても厳しい夏と言えそうだ。
(けいすけ)
ヒット商品番付の憂鬱
6月17日付日経MJに、半期恒例のヒット商品番付が発表されています。
「2009年上期ヒット商品番付」
東横綱 : インサイト(ホンダ)&プリウス(トヨタ)
西同 : ファストファッション
東大関 : 990円ジーンズ
西同 : 下取りセール
東関脇 : フリー(キリンビール)
西同 : 節約弁当
東小結 : バラク・オバマ大統領
西同 : 侍ジャパン
以下、前頭より個人的注目をいくつかピックアップ :
1Q84/蒸気レスIH炊飯器/ハイボール/ウォン旅行/クオーターパウンダー/朝カレー/sweet(宝島)/もやし・ひき肉/アウトレットマンション など。
ヒット商品、つまりモノが売れた、これは間違いなく結構なことだしトピックとしても面白い。
しかしながら、この顔ぶれを見渡すと、昨年番付の延長上にある。
延長というよりは、下振れといえるかもしれない。
一点一点に言及するのも何かもどかしいが、まあ元気が出ないと言いますか・・・
エコ(エコノミー&エコロジー)が消費環境の潮流であるのは間違い無さそうだが、次はそれに「プラスアルファ」されるもの探しだろうか。
季節柄もあってか、何となく湿気ある上期番付でありますが、元気出していきましょうと自らに。
あと、過剰なエコ贔屓とかエセエコなんてものにも注意かも、です。
(けいすけ)
当たるも八卦、当たらぬも八卦
その昔、エンタテインメント業界の仕事に携わった時、その道の手練の言葉に忘れられないものがあります。
曰く・・・・・
「コンテンツビジネスやろうてのはね、麻雀覚えるみたいなものですよ。最初は負けて負け続けるんですよ。そうして勉強して勝てるようになるんです」
「まあ、この世界は当たるも八卦、当たらぬも八卦。外れを知らなきゃ当たらないよ」
まあ、随分と乱暴というか非科学的というか、いや何ともある種牧歌的なビジネスの世界でした。
IT以前の時代ですね。
さすがに今日ではそんなギャンブルか手相見のような経営や投資は(ほぼ?)あり得ないでしょうが。
松竹など3社が、発売前の映像作品や後悔前の映画がヒットする確率やその顧客属性などを予測するシステムを開発したとのこと。(日経本紙09.06.15)
このヒット予測のモデルアプローチは、随分以前から、映画配給会社、広告代理店、大学・研究機関など様々な業界プレイヤーが試みては、その宝の山へのビパークに頓挫してきたところ。
今回開発のシステムも大規模アンケート調査や興行データなどを組み合わせ、ヒットのキーファクターを導くデータベースを構築したらしい。
その着眼点、開発背景、方法論は今までのそれと変わらないものであろうが、言わずもがな、IT革新によって「何らかのブレークスルー」に至ったのであろう。
やはり、いくら「水物」の「感性」ビジネスであるにせよ、何らかの科学的イノベーションを求める潮流に一票投じたい。
稼動後の評価に注目しよう。
(けいすけ)
すべからくPDCAサイクル
東京都内で住みたい街ランキングのようなアンケート調査で、決まって上位にランクインされるとある街で、女性向けのアクセサリーショップを経営している方の話をうかがった。
ショップは、商業施設内のテナント。
5月は、インフルエンザ騒動で売上激減。
他のテナントも一時軒並み客数少なく、駐車場の係員氏が言うにも「駐車券の受け渡しの時に、窓を全開せずに少しだけ開けてやり取りする人が多かった」そうだ。
本当かなあと思う向きもあるが、喉元過ぎればなんとやらでは無いが6月に入り騒動=報道が表面的に鎮まるのに合わせ、客足も売上もまた戻っているのだという。
あれほどきれいにドラッグストアから消えたマスクも、どうやら戻ってきているようだ。
しかし、この新型インフルエンザ、決して消滅したわけではない。
都内の高校では今日また7人の感染が確認された。
おそらく校内での感染であろうとのこと。
空港を初めとする水際検疫体制の有効性、厚生労働省から病院への指示、各地域医療での外来体制のあり方を巡ってなど、各所に不備や疑問は多いもののその問題点の洗い出しや改善について色々なオピニオンが発せられたように思う。
これは極めて大事なこと、経営やマーケティングのみならず、Plan→ Do→ Check→ Actionの不断のサイクルで、課題の発見と検証と改善を積み重ねていくことが重要なのと同様である。
予防、感染拡大の回避、毒性・伝染力などの基礎研究、発見と治療、診療体制、治療薬とワクチン、発生した場合のコミュニティの対応、研究体制、行政の対応力、官民の協力体制、生活者全体への啓発・・・・・各局面での改善が求められる。
入梅を迎えても決してインフルエンザが過ぎ去ったわけではない。
深く静かに爪を研いでいるウィルスに有効な対処策を足並みを揃えて準備すべきである。
すっかり、報道量が少なくなっているマスメディアの責任も重大である。
時にスキャンダラスに、時にパニック風に声を上げては通り過ぎていくばかりではあまりに無責任。まさに喉元過ぎれば何とやら。
継続的、恒常的な報道の仕組みを考えて欲しいところ。
必ずまた波が来ることを決して忘れてはならない。
(けいすけ)
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- すべからくPDCAサイクル
- トイレ利用時には思い出して
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